【くじゅう連山】憧れの坊ガヅルでのテント泊

山ブログ

くじゅう連山に囲まれ、ラムサール登録湿地内にあるテン場(登山時にテント泊が行える場所)で私の大好きな坊ガヅル。連休が取れれば頻繁にくじゅう連山を縦走する際に利用していました。初心者からベテランまですべての人に愛される、今回はそんな坊ガヅルの魅力について書いていきたいと思います。

登山ルート

坊ガヅルへのルートは複数あります。今回は九重登山口発の2ルートと牧ノ戸峠発のルートの代表的な3ルートについてご紹介します。九重登山口は周辺に温泉宿も多くビジターセンターなどちょっとした観光スポットとなっています。牧ノ戸峠は九重登山口より車・バスで15分程度でアクセス可能です。時間や目的によってルートを選ぶことが可能です。

①スガモリ越えルート
九重登山口から登り始め多少アップダウンはあるが、硫黄山や北千里ヶ浜といった緑生い茂るくじゅう連山の景色とは異なり、荒涼としたくじゅう連山の景色を楽しむ場合はこのルートがおススメです。※2021年11月の情報では豪雨災害による土石流によりスガモリ越ルートは閉鎖中となっていますので最新の情報の確認が必要です。

道中から望む硫黄山と三俣山
北千里ヶ浜

②雨ヶ池ルート:このルートはスガモリアップダウンは少ないが、基本的には森の中を進み眺望はほとんど望めません。しかし、終始日陰を進むことができるため、夏場はこのルートがおススメです。途中、このルートの名前にもある雨ヶ池という湿地帯があり、雨が降ると池になります。歩道は整備されており安心して進むことができ初心者向けのルートとなっています。

③牧ノ戸峠ルート:
牧ノ戸峠のルートでは久住分かれまで2時間程度、そこから北千里ヶ浜まで降り更に2時間程度かかり久住山から縦走する場合に利用します。

④その他:
その他、吉部登山口など様々なルートからアクセス可能であり、どの山に登るかなど条件をみなが選ぶ楽しみがあります。

坊ガヅルは大船山、久住山など主要な山頂へ1時間半~2時間程度で登頂可能であり、くじゅう連山を縦走する場合の拠点となります。

私の場合は、1日目は長者原まで車で移動し九重登山口より坊ガヅルに入りテント設営後に大船山へ。その後、坊ガヅルへ戻りテント泊。2日目に久住山や中岳、星生山など縦走し牧ノ戸峠へ下山。そしてバスで長者原へ向かうケースが多いです。

坊ガヅルの魅力

坊ガヅルの魅力はその立地を抜群の景色です。坊ガヅルはくじゅう連山の中でも久住山系と大船山系に挟まれる場所に位置しておりくじゅう連山の多くを見渡すことができます。また、様々な登山口からアクセスすることができ、また、坊ガヅルを拠点に久住山系・大船山系どちらにも2時間程度でアタックできる立地も便利です。坊ガヅルは無料で利用でき、トイレ(古いです。ティッシュは持参が必要。)と簡易的な炊事場が完備されています。基本的には草原となっており、最大1,500張もテントが張れる広大なスペースとなっています。私は基本的には平日に利用するため混雑したり場所に困ったことはありません。ピーク時には数多く色とりどりのテントが並んでおりますので、坊ガヅルに限った話ではありませんが、いい場所を確保したい場合は早めに到着していた方が確実だと思います。私はいつも比較的早めにテントを張り、後述します温泉に浸かりお酒を飲みながらゆっくり山を眺めたり、本を読んだり...。平日はソロが多く、一緒にお酒を飲みながら山の魅力について語り合ったりととても有意義な時間を過ごすことができます。

冬の坊ガヅル
夏の坊ガヅル

法華院山荘

坊ガヅルのもう一つの魅力は坊ガヅルから徒歩10分程度の位置にある法華院温泉山荘の存在です。山荘の名前にもある通り温泉があり、料金を払えば日帰り入浴が可能です。山のテント泊で温泉石鹸などに浸かれるのはとても貴重で至福の時間です。しかし、下水処理ができないためか、石鹸やシャンプーなどの利用はできません。また、簡易的な売店や自販機もあり良心的な値段でビールにありつくことができます。テント泊でアルコールを持ち運ばなくていいのは荷物を軽量化することができ大変助かります。また、山小屋のトイレのなかでは日本一と言っていいほどきれいなトイレが完備されており、山小屋のトイレのイメージをいい意味で裏切ってくれます。坊ガヅルでのテント泊を語る上ではこの法華院温泉山荘を抜きに語ることはできません。もちろん宿泊も可能でバンガローなども完備しており、悪天候の場合など機会があれば利用してみたいです。

法華院温泉山荘

まとめ

以上、私の大好きな坊ガヅルでのテント泊の魅力でした。法華院山荘の存在もあり、テント泊初心者にもおすすめのテン場です。皆さんに魅力が伝わり、参考になれば幸いです。

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