最近、少子高齢化・経済成長の停滞など日本の社会保障制度は問題となっています。そのため、少し前に話題となった老後2,000万円問題など、「老後は年金で悠々自適に」という時代は終わり今後は個人の資産は個人で管理する時代となってきています。そこで国はNISAやiDeCoなど様々な制度を作り個人の投資・資産管理を進めています。そんな中、私も結婚・子供が生まれ将来を考える中で資産形成について沢山の本を読み、その中から特に参考になった4選を紹介したいと思います。
金持ち父さん貧乏父さん
約20年前から世界中で読まれ続けているベストセラー。ある種、哲学的な内容であるが、私は本書を読んでお金に関する考え方が変わりました。「お金はお金のために働かない」「金持ちはお金を作り出す」「お金のために働くのではなく学ぶために働く」など6つの教えと3つの実践について記されている。家を買うってどういうこと?、資産と負債の話、「お金がないから物が買えないなら、買えるようにするにはどうしたら良いのか」。資産運用にはいろいろな方法があるが、その基本を学ぶことができたり、また、学ぶことの重要性を改めて見直すことができる一冊です。
詳しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
「銀行には近づくな!」衝撃的なフレーズで興味をそそられ購入した本書。私も投資を始めた当初は他の本を参考に投資信託を始めましたが赤字続きでした。しかし、本書を読んで投資の基本を学ぶことで今では損益率+10%前後で運用できています。「保険は最低限に」「インデックス・ファンドとアクティブ・ファンド」「個別株」。こういう事実を知らなければ、銀行に手数料という名目でお金を搾取される。素人が手を出すべき投資とは何か。など、今から始められる資産運用の基本がわかる一冊。iDeCoやNISAについても専門用語抜きで分かりやすく解説されており、まずはこの一冊をぜひ読んでほしい。と思える一冊です。
ユダヤの商法
日本マクドナルドの創業者・藤田田氏の名著。これまで契約書なんかまともに読んだことがありませんでしたが、本書を読んで契約書には隅々まで目を通す癖がついた。「信用」を勝ち取るための原理原則。これまで読んだお金関連の本とは一線を画し、著者ならではの言い回しで「金儲け」について書かれた非常に刺激的な一冊です。
税金を払わずに生きてゆく逃税術
サラリーマンの給料の20~30%は税金で取られている。日本の会社の7割は赤字である。このカラクリが分かれば逃税できる。タックスヘイブンから始まり、我々庶民のための逃税術について解説された本書。住宅ローン減税、ふるさと納税、保険控除など。お金を増やすためには守ることも大切。少し視点を変えた本書であり、これまで紹介した本とはまた違った視点で学べる内容となっている。また、改訂版ではコロナ禍に応じた内容に加筆・修正されている。
まとめ
以上が初めて学ぶお金の本4選でした。色々な本を読むと共通する部分とそうでない内容もあり、時代にあった最善の方法で資産運用を行っていければと思います。また、何か資産運用についてのお勧めの書籍なんかを教えていただけると幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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